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防水工事とは?種類や耐用年数について解説
2025.09.08
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瀬戸市
皆さんこんにちは!
有水塗装店のブログを拝見していただきありがとうございますo((>ω< ))o
最近、天井にシミができている…」「ベランダの床がひび割れてきた…」そんな経験はありませんか? 実はそれ、建物に水が入り込んでいるサインかもしれません。雨や湿気が家の中に侵入すると、カビや腐食、雨漏りなどのトラブルにつながってしまいます。
そうした水のトラブルを防ぐために行うのが防水工事です。防水工事と聞くと「難しそう」「大掛かりなのでは?」と思う方も多いですが、実は家を長持ちさせるためにとても身近で大切な工事なんです。この記事では、防水工事の役割や種類、工事を検討すべきサインなどをわかりやすくご紹介します。
防水工事とは?
防水工事とは、建物内部に雨水や地下水などの「水」が浸入するのを防ぐために行う工事のことです。
屋上・ベランダ・バルコニー・外壁・地下部分など、水の影響を受けやすい箇所に施工され、建物を長持ちさせるために非常に重要な役割を持っています。
防水工事の目的
- 雨漏り防止
屋根や外壁からの雨水侵入を防ぎ、室内への漏水を防ぐ。 - 建物の劣化防止
水分が構造体に入り込むと、鉄筋のサビやコンクリートの劣化、木材の腐食などを引き起こす。 - 資産価値の維持
適切な防水処理は、建物の寿命を延ばし、将来的な修繕コストを抑える。
防水工事の主な種類と耐用年数・単価
防水工事にはいくつかの工法があり、それぞれ耐用年数や施工単価が異なります。ブログで使いやすいように、表形式と説明文でまとめました。
防水工事の主な種類と耐用年数・単価
工法の種類 | 特徴 | 耐用年数の目安 | 単価(1㎡あたり) |
---|---|---|---|
ウレタン防水 | 液体のウレタン樹脂を塗って膜を作る。複雑な形状にも対応でき、戸建て住宅で広く使われる。 | 約10〜12年 | 4,500〜7,500円 |
FRP防水 | ガラス繊維強化プラスチックを用いる工法。軽くて丈夫、ベランダやバルコニーに最適。 | 約10〜12年 | 5,500〜9,000円 |
シート防水(塩ビ・ゴム) | シート状の防水材を貼り付ける。施工が早く、広い屋上などに向いている。 | 約12〜15年 | 4,000〜7,000円 |
アスファルト防水 | アスファルトを加熱して積層する伝統的工法。耐久性が高く、大規模建築に多い。 | 約15〜20年 | 6,000〜9,000円 |
補足説明
- ウレタン防水は塗るタイプなので施工しやすく、部分補修もしやすいのがメリット。
- FRP防水は硬化後に非常に固く歩行にも強いため、ベランダに最適。
- シート防水は施工スピードが速く、均一な仕上がりになりやすい。
- アスファルト防水は歴史が長く信頼性も高いですが、熱工法で施工する場合は大型建築向き。
防水工事を実施すべきタイミング
防水工事は「雨漏りが起きてから」では遅く、建物に被害が広がる前に計画的に行うことが大切です。以下に、実施すべきタイミングを整理しました。
防水工事を実施すべきタイミング
1. 築10〜15年が経過したとき
建物の防水層は紫外線や雨風で少しずつ劣化していきます。新築から10年を過ぎたら点検を受け、必要に応じて補修や工事を検討するのが安心です。
2. 防水層に劣化サインが出てきたとき
- ベランダや屋上に ひび割れ・浮き・膨れ が見える
- 表面が 色あせ・粉っぽい状態(チョーキング現象) になっている
- 雨上がりに 水たまりが残る
- コーキング(シーリング)が 割れて隙間ができている
こうした症状は「防水性能が落ちてきたサイン」です。早めに専門業者へ点検依頼をしましょう。
3. 雨漏りや天井のシミが見られたとき
室内の天井や壁にシミができたり、雨の日にポタポタと水が落ちる場合、防水層の劣化がかなり進んでいる証拠です。この状態になると補修だけでは済まないことが多く、全面的な防水工事が必要になるケースもあります。
4. 外壁塗装や屋根塗装と同じタイミング
外壁や屋根の塗装工事と同時に防水工事を行うと、足場代を節約でき効率的です。建物全体のメンテナンス周期を合わせて行うと、コスト面でもメリットがあります。
防水点検・メンテナンス
防水工事は一度施工して終わりではなく、定期的な点検とメンテナンスがとても重要です。放置すると小さな劣化が大きな雨漏り被害につながることもあります。以下にまとめました。
防水点検・メンテナンスについて
1. 点検の基本サイクル
- 5年に1回程度の点検が理想的。
- ウレタンやFRPなど一般的な防水層は 10〜12年程度で全面改修の目安となりますが、定期点検により劣化の進行を早めに発見できます。
2. 点検時にチェックするポイント
- 防水層のひび割れ・膨れ・剥がれ
- 表面の色あせやチョーキング(粉が手につく現象)
- 排水口まわりの詰まりや劣化
- シーリング材の割れや隙間
- 雨上がりに水が溜まっていないか
3. メンテナンスの方法
- 部分補修
小さなひび割れや剥がれは、コーキングや部分的な塗り直しで対応可能。 - トップコートの塗り替え
防水層の表面を守るトップコートは5〜7年ごとに再塗装すると、防水性能を延ばせます。 - 全面改修
劣化が進んでいる場合は、防水層をすべてやり直す必要があります。
4. メンテナンスを怠るとどうなる?
点検や補修をせず放置すると…
- 雨漏り
- 建物内部のカビ・腐食
- 鉄筋のサビ・コンクリートのひび割れ
など、大規模修繕につながり、結果的にコストが高くなってしまいます。
業者の選び方
防水工事の業者の選び方
1. 防水工事の実績が豊富か
防水工事は専門性が高い分野です。外壁塗装などと一緒に扱っている会社もありますが、防水工事の実績がしっかりある業者を選ぶことが大切です。施工事例や過去の写真を見せてもらうと安心です。
2. 国家資格や専門資格を持っているか
- 一級・二級建築施工管理技士
- 防水施工技能士
といった資格を持つ職人がいる業者は信頼度が高いです。資格は経験と知識の証明にもなります。
3. 点検や見積もりが丁寧か
現地調査で屋上やベランダをしっかり確認し、劣化の状況を写真や説明で共有してくれる業者は信頼できます。逆に「すぐ工事しましょう」と急かす業者は注意が必要です。
4. 見積もりの内容が明確か
- 工法の種類(ウレタン・FRP・シートなど)
- 施工面積
- 使用材料とその単価
がしっかり記載されているかを確認しましょう。曖昧な見積もりはトラブルのもとです。
5. 保証やアフターフォローがあるか
防水工事は施工直後ではなく、数年後に不具合が出ることもあります。工事保証書を発行してくれる業者や、定期点検サービスがある業者を選ぶと安心です。
6. 口コミ・評判をチェックする
Googleマップや口コミサイトで、実際に施工したお客様の声を確認しましょう。特に「対応の丁寧さ」や「アフターケア」に関する口コミは参考になります。
防水工事によくある質問
防水工事によくある質問
Q1. 防水工事はどのくらいの周期で必要ですか?
→ 一般的には 10〜15年ごとに大規模な工事が必要です。ただし、トップコートの塗り替えは 5〜7年ごとが目安です。定期的な点検と小まめなメンテナンスで寿命を延ばせます。
Q2. 防水工事と外壁塗装は一緒にやった方がいいですか?
→ はい。同時に行うと 足場代を節約でき、建物全体を効率よくメンテナンスできます。タイミングを合わせることで費用面でもメリットがあります。
Q3. 雨漏りしてから防水工事をしても大丈夫ですか?
→ 可能ですが、雨漏りしてからでは内部の木材や鉄筋がすでに傷んでいることが多いです。修繕範囲が広がり、結果的に費用が高くなるので、雨漏り前の予防工事がおすすめです。
Q4. 防水工事の費用はどれくらいかかりますか?
→ 工法や面積によって異なりますが、目安としては 1㎡あたり4,000〜9,000円程度。ベランダなら数十万円、屋上全体なら数百万円規模になることもあります。
Q5. 工事中は普段どおり生活できますか?
→ はい。基本的に室内に入る工事ではないため、普段どおり生活できます。ただし、ベランダや屋上は一時的に使用できなくなる場合があります。
Q6. どの防水工法を選べばいいかわかりません…
→ 建物の構造や状態によって適した工法が違います。例えば、ベランダならFRP防水、屋上ならシート防水やウレタン防水など。信頼できる業者に現地調査を依頼し、比較検討するのが安心です。
防水工事の流れ
防水工事の流れ
1. 現地調査・点検
まず業者が現地を訪問し、屋上やベランダ、防水層の状態をチェックします。
- ひび割れ、膨れ、剥がれの有無
- 雨漏りの跡や内部のシミ
- 排水口の詰まりや劣化
などを確認し、写真を撮って施主に説明します。
2. 見積もり・工事内容の提案
点検結果をもとに、どの工法(ウレタン・FRP・シートなど)が適しているかを提案します。
このとき、工期・費用・保証内容も提示され、複数のプランを比較できると安心です。
3. 施工前準備
契約後、工事に必要な足場や仮設養生を設置します。
ベランダや屋上の荷物を片付けたり、近隣への挨拶を業者が行うこともあります。
4. 下地処理
防水層をしっかり機能させるために、既存の汚れや劣化部分を除去します。
- 高圧洗浄
- ひび割れ補修
- 古い防水層の撤去(必要な場合)
これらを丁寧に行わないと、防水工事の耐久性に影響します。
5. 防水材の施工
選んだ工法に応じて施工を行います。
- ウレタン防水 → 下塗り・中塗り・上塗りを重ねて膜を形成
- FRP防水 → 樹脂とガラスマットを敷き詰めて硬化させる
- シート防水 → 塩ビシートやゴムシートを貼り付ける
- アスファルト防水 → アスファルトシートを積層していく
6. トップコート仕上げ
防水層を紫外線や雨から守るためにトップコートを塗布します。これにより、防水層の寿命が長くなります。
7. 最終確認・引き渡し
施工後に仕上がりを確認し、水をかけて漏水の有無をチェック(散水試験)することもあります。
不具合がなければ施主に引き渡し、保証書を発行して完了です。
工期の目安
- ベランダ(10㎡程度) → 約3〜5日
- 屋上(100㎡以上) → 約1〜2週間
防水工事の施工事例
事例①:ベランダのFRP防水工事
場所:戸建住宅(築12年)
施工前の状態:
- ベランダ床に細かいひび割れ
- 雨上がりに水がたまりやすい状態
- 天井にうっすらシミが発生
施工内容:
FRP防水を新しく施工し、さらにトップコートで表面を保護。
工期:4日
費用:約20万円(10㎡程度)
施工後の効果:
見た目がきれいになり、防水性も回復。雨の日でも安心して洗濯物を干せるとお客様に喜ばれました。
事例②:マンション屋上のウレタン防水工事
場所:集合住宅(築18年、屋上150㎡)
施工前の状態:
- 屋上防水層の剥がれ、膨れ
- 排水口まわりの劣化
- 雨漏りによる共用部の天井シミ
施工内容:
古い防水層を撤去し、ウレタン防水を2層塗布。最後にトップコート仕上げ。
工期:2週間
費用:約180万円
施工後の効果:
屋上全体が均一で美しい仕上がりに。雨漏りも解消され、入居者からも安心の声が上がりました。
事例③:工場屋根のシート防水工事
場所:工場(築25年、屋根300㎡)
施工前の状態:
- 屋根に複数の雨漏り
- 下地の鉄骨にサビが進行
- 製品への影響が心配される状況
施工内容:
下地補修後、塩ビシート防水を施工。耐候性の高いシートを採用。
工期:3週間
費用:約350万円
施工後の効果:
工場内への漏水が完全に止まり、製品保管にも支障なし。長期保証付きで安心感も高まりました。
防水工事は、建物を雨水や湿気から守り、長持ちさせるために欠かせない大切な工事です。築10年を目安に点検を行い、劣化サインが出たら早めに補修や施工を検討することが、雨漏りや大規模修繕を防ぐポイントです。
防水工事にはウレタン防水やFRP防水、シート防水、アスファルト防水などさまざまな工法があり、それぞれ特徴や耐用年数、費用が異なります。ご自身の建物や施工場所に合った工法を選ぶためにも、信頼できる業者による現地調査と丁寧な説明が重要です。
また、施工後も定期的な点検とメンテナンスを行うことで、防水層の寿命を延ばし、安心して暮らせる住まいを維持できます。
防水工事を正しく理解し、適切に実施することで、雨の日も安心できる快適な住まいを手に入れましょう。
🏠 有水塗装店の特徴とサービス
- 無料の見積もり・診断
現地調査から見積もり提出まで、すべて無料で対応しています。 - 地域密着型の対応
名古屋市守山区や尾張旭市を中心に、地域に根ざしたサービスを提供しています。 - 丁寧な施工とアフターサービス
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